ブランド体験にこだわった流れの設計で、体験会からの講座成約率が7倍に!「世界観を壊さない」自動化の仕組みづくり

ブランド体験にこだわった流れの設計で、体験会からの講座成約率が7倍に!「世界観を壊さない」自動化の仕組みづくり
この事例の成果
  • 講座成約率体験会からの成約は8%55%へ(約7倍)
  • 体験会の参加率65%だった91%に改善
  • 運営にかかる時間1回あたり6〜8時間かかっていた約1.5時間(80%削減)

「自動化すると、お客様への対応が機械的になってしまう」。そう感じて手が止まっている方に向けた事例です。

オンラインアカデミーを運営するこんのりりさんは、体験会に参加した人のうち、本講座を購入した人の割合(成約率)を8%から55%へ引き上げました。約7倍です。同時に運営にかかる時間(運営工数)は80%削減しています。

やったことは強い売り込みではなく、体験会の「前」と「後」の流れを、世界観を壊さないまま仕組みにしたことでした。

「体験会や説明会からの成約率が上がらない」「ツールがバラバラで一貫したブランド体験を届けられない」という方へ。数字は4つ改善しており、手を入れた場所も1か所ではありません。

内容と数字は、2026年3月発行の『UTAGE活用事例集2026』に掲載した時点のものです。

目次

事業概要と、導入前の課題

こんのりりさんは、デザイン(Lili Design Academy)、月額制(サブスク)のサービスづくり(Luxury Branding)、AI・SNS活用(Lilyette AI Lady Academy)という、テーマの異なる3つの領域でオンラインアカデミーを運営しています。

対象はハンドメイド作家・講師・コーチなど、女性起業家が中心です。この記事では、その基盤となった「Lili Design Academy」で、集客から講座の申込までの流れ(ファネル)をどう作ったかを扱います。

こんのりりさん

UTAGE導入前の最も大きな課題は、売上の柱を安定させながら、「複数講座・サブスク・特典」を管理できる仕組みがなかったことでした。

ビジネスが「サブスク・高額講座・デジタル教材」という多層構造になっており、商品が複数あるのに導線が複雑化し、申込リンクや決済ページの管理に時間がかかっていました。販売・特典配布・ステップメール・会員管理がバラバラで、どのツールで何を設定したか分からなくなることも多かったのです。

キャンペーンやリリースごとに毎回手動対応になってしまい、自動化が進まず、売上の波が激しいという問題もありました。「仕組みで売れる」状態にしたいと思っても、複数ツールの連携設定が難しく、構築に時間がかかっていました。

特に大きな課題だったのは、「セミナーや1day講座の参加者を、自然に次のステージへ導く導線」をどう設計するかという点です。売上向上だけでなく、「顧客の学びのステップを止めず、心地よく次のフェーズに進める設計」を実現したいと考えていました。

こんのりりさん

商品が増えれば、お客様を申込まで案内する流れ(導線)も増えます。増えた流れを人が手で回している限り、売上は講座を売り出すたびの手作業に左右されます。こんのさんが解いたのは、ここでした。

成果につながったマーケティング全体像

体験会を中心に置き、その前と後に、講座の価値を伝える配信とフォローを自動で走らせる形です。配信は、登録した日から決まった順番で届くメッセージ(ステップ配信)で、LINEとメールの2系統で並行して届けます。体験会の後は、参加者と欠席者で道を分けています。

  1. Meta広告(Facebook・Instagram) / SNS投稿 集客の入口
  2. LP(申込ページ) メールアドレスを登録して体験会に申し込む

    ラベル(タグ)を付け、Googleスプレッドシートに追記

  3. LINEとメールのステップ配信を並行 どちらでも講座の価値を伝える内容を届ける

    開催前のお知らせ(リマインド)とZoomリンクの送付を自動化

  4. 体験会を実施 Zoom

    参加者と欠席者にラベルを付けて、その後の配信を分ける

  5. 入口の商品 オンライン講座・スクール

    参加者へ講座を特別価格で案内。欠席者には振替案内メールを自動送信

  6. 本命の商品 コンサルティング・コーチング

注目したいのは、体験会が終わった後にも道が続いていることです。欠席者にも振替案内が自動で飛ぶので、当日来られなかった人がそのまま消えません。

活用した機能と、具体的な施策

使っている機能は5つです。ファネル、ラベル(タグ)とアクション、メールとLINEの配信、リマインダ配信、配信条件の設定です。

ファネル機能 ── プログラミングなしで即日、体験会の申込の流れを作る

こんのりりさん

まず、UTAGE内のファネル機能を使って「体験会募集LP」を作成しました。LP上で「Before→After」を明確にし、「世界観を整えることで売上が上がる」という価値を伝達し、さらにカウントダウンタイマー機能を使い限定感を訴求しています。

申込ボタンにイベント・予約申込フォームを連携させ、申込と同時に「ラベル付与」と「リスト化」が完了するように設定しました。

お客様が入力後すぐに、LINEと自動返信メールで「予約完了+当日案内」が送信される流れを構築したことで、外部ツールを使わずに「LP→申込→自動返信」が完結でき、ノーコードで即日導線を整えることができています。

LPは、申込や購入のための1枚のページのことです。ここでは体験会の申込ページを指します。

ラベル機能・アクション機能 ── 顧客管理の手間をゼロにする

こんのりりさん

申し込み後の顧客データは、シナリオに自動登録させてリスト化しました。さらに、ラベル機能を使い、「1day体験会申込者」「リマインド送信対象」などのラベルを自動で付与するようにしています。

これまで手動で行っていたスプレッドシート管理も廃止し、アクション機能で予約者の進行状況を自動的にスプレッドシートへ書き出すように設定しました。

シナリオは、メールやLINEを送る順番や相手をまとめた、配信の流れのことです。

メール・LINE配信 ── 体験会前の3日間で信頼をつくる

こんのりりさん

体験会までの間、メール・LINE配信機能(ステップ配信)を使い、教育(信頼構築)を自動化しました。配信の内容はこの3通です。

Day1:Lili デザインアカデミーの世界観紹介

Day2:卒業生のビフォーアフター事例

Day3:体験会で得られる3つの変化

これにより、体験会前に信頼関係を構築でき、当日の参加率が大幅にアップしました。

リマインダ配信機能 ── 当日の参加者管理まで自動にする

こんのりりさん

体験会前日・当日朝には、自動でリマインドメールを配信し、メール内で「Zoomリンク」を配布することで、準備から参加までの流れをスムーズにしました。

また、ラベル機能を活用して「参加者」「欠席者」を当日中に分岐させ、対応の異なるアフターフォローも自動化しています。人手をかけずにリマインド、当日資料配布、フォローラベルの付与までを完結させています。

配信条件設定 ── 参加者と欠席者で、送る内容を変える

こんのりりさん

体験会後は、UTAGEのステップ配信とラベル機能を組み合わせ、「アフターフォローシナリオ」を分岐させて異なるメールを自動配信するようにしています。

参加者には、本講座(Lili デザインアカデミー)のご案内と、特別価格が3日間有効な決済ページを配布。欠席者には、振替案内メールを自動送信しています。

これにより、営業色を出さずに自然なクロージングを実現できるようになりました。

成功させるためのコツ・工夫

こんのさんの工夫は、どれも「世界観を壊さない」という一点に集まっています。

こんのりりさん

体験会は「デザイン=センスではなく、理論と心で整えるもの」という新しい価値観を伝える場です。そのため、単発の告知ではなく、体験会前の3日間で信頼を積み重ねる「教育ファネル」を構築しました。

これまでの課題は、「良い体験会をしても次に繋がらない」ことでした。原因は、フォローを都度手動で行っていたため、一貫した印象や世界観が保てなかったことにあります。

デザイン講座の主軸は「世界観」です。だからこそ、導線の中で「事務的な対応」や「売り込み感」を出すと、ブランド体験が台無しになります。UTAGEを選んだのは、LP・メール・特典配布を一貫したトーンで管理できるからです。

具体的な仕掛けは、LP・ステップ配信・体験会当日の3か所にあります。

こんのりりさん

LPは講座説明ではなく、お客様自身の「Before→After」を体感できるストーリー構成にしました。「悩み → 理解 → 希望 → 解決策」という感情曲線を描くように設計し、申込ボタンの前に“共感セクション”を入れ、「私のことだ」と感じてもらう導線を意識しました。

メールは「通知」ではなく、「小さな気づきの贈り物」として構成しました。ただ送るのではなく、毎回1つ「心が動く要素(共感・事例・感謝)」を入れることを意識し、メールを「事務連絡」ではなく「小さな体験」にしています。

体験会は「売る場(プレゼン)」ではなく、「自己発見の場」としてデザインしました。お客様自身が“必要性に気づく”ことで、売り込みなしで申込が自然に生まれる流れになります。アフターメールでは、体験会の気づきを再確認させる質問を入れ、余韻の中での再決断をサポートしました。

成約率8%→55%は、売り込みを強めた結果ではありません。売る前に信頼を積む時間を、仕組みにした結果です。

具体的な成果

UTAGEで導線を一元管理し、LP→予約→LINE配信→体験会→フォローの流れを自動化した結果です。

  • LP経由の申込率(LPを見た人のうち、体験会に申し込んだ人の割合):12% → 33%
  • 体験会の参加率:65% → 91%
  • 体験会から本講座への成約率:8% → 55%
  • 運営にかかる時間:1回あたり6〜8時間 → 約1.5時間(80%削減)

最初の3つの数字が入口から出口まで順番に並んでいるところに意味があります。申込率が上がり、参加率が上がり、その先で成約率が上がっています。どこか1か所を改善したのではなく、導線全体が底上げされています。

実感できた変化・今後の展望

こんのりりさん

「いつも時間に追われていた運営」から、「心にゆとりを持ちながらお客様を迎える体験会」へ変わりました。

「今日も完璧な準備でお迎えできる」という安心感が生まれ、体験会直前までメール送信や特典配布に追われていたのが嘘のように、今では体験会前にお茶を飲む余裕さえあります。お客様一人ひとりの笑顔をしっかり見ながら、丁寧に向き合えるようになりました。

また、売上目標を意識して「売らなきゃ」という状態から、「この方に本当に必要な選択をしてもらえるように」という「導ける」視点に立てるようになりました。セールスに苦手意識があった私自身が、自然体で成約できる喜びを感じています。

こんのりりさん

今回、Lili デザインアカデミーの導線を「世界観を壊さず自動化」できたことで、集客導線の再現性が高まりました。私自身が現場に張りつかなくても、安定した売上とお客様の満足度を両立できるようになっています。

現在、私はテーマの異なる3つの講座を運営しており、「学び」「感性」「自立」の3軸で女性起業家を支える仕組みを構築しています。今後は、今回の経験で得た仕組みを活かして、これらの講座をさらにスケールさせ、コミュニティとしてもビジネスとしても成長させていく予定です。

最後に、こんのさんの言葉を紹介します。

こんのりりさん

UTAGEは、単なる“自動化ツール”ではなく、「お客様との信頼を積み重ねるための、心の仕組み」です。ツールを導入した瞬間に魔法が起きるわけではありませんが、「想いを仕組みに乗せる」ことで、あなたの世界観をそのままお客様に届けることができるようになります。

私自身も、最初は設定の多さに戸惑うことがありました。でも、「一度仕組みを整えれば、ずっとお客様に寄り添える」と気づいてからは、毎回のリリースが楽しみに変わりました。

まとめ

こんのさんは、自動化を手間を減らすためだけでなく、講座の世界観を届ける手段として使いました。

体験会の前にはステップ配信で世界観や卒業生の事例を届けています。

体験会の後は、参加した人には特別価格の案内、欠席した人には振替の案内と内容を分け、売り込み感のないフォローを自動で続けています。

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この事例で使っている機能の解説:セールスファネル/メール配信/LINE配信

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