「労働集約型」から脱却し、月40時間の作業を削減 低価格の入口商品から「価値提供の自動化」で信頼を積み上げる仕組み

「労働集約型」から脱却し、月40時間の作業を削減 低価格の入口商品から「価値提供の自動化」で信頼を積み上げる仕組み
この事例の成果
  • 作業時間設定とメンテナンスに追われていた月40時間以上削減
  • 入口の商品の購入率本命の商品への流れが途切れていた40%
  • 中くらいの価格の商品の購入率購入者フォローが漏れていた26%(入口の商品を買った人のうち)

「自動化すると、お客様への対応が冷たくなるのでは」。その思い込みを、自動化=価値提供の自動化と定義し直すことで越えた事例です。

LINE構築代行とコンテンツ販売を手掛ける渡邊巧さんは、バラバラだったツールをUTAGEに一本化し、低価格の入口商品から本命の商品へ段階的に案内する流れ(トリップワイヤーファネル)を構築。事務作業を月40時間以上削減しながら、入口の商品の購入率40%を達成しています。

「仕組み化したいけど顧客満足度は下げたくない」という方へ。効いたのは長い文章ではなく、15文字の短文のほうでした。

内容と数字は、2026年3月発行の『UTAGE活用事例集2026』に掲載した時点のものです。

目次

事業概要と、導入前の課題

渡邊巧さんは、LINE活用に悩む事業者に向けて、LINE構築代行をメイン事業として展開しています。また、そのノウハウを動画にまとめ、個人向けのコンテンツ販売も手がけています。

渡邊巧さん

一番の課題は、「見込み客を効率的に教育・販売につなげる導線設計」が完全に手作業だったことです。LP、決済、ステップ配信までをすべて別のツールで管理しており、設定やメンテナンスのたびに膨大な時間を取られていました。

トリップワイヤー(低価格商品)をきっかけにメイン商品へつなげたいという意図はあったのですが、各ステップを自動で連携できず、「購入者への適切なフォローが漏れる」「本命商品への導線が切れる」など、せっかく集客しても売上につながらないことが多くありました。

また、複数のツールを行き来することでデータの一元管理ができず、どこで離脱しているのかが見えない状態でした。分析も感覚頼りになってしまい、改善の打ち手も定まらないことが悩みでした。

渡邊巧さん

つまり、見込み客に商品の価値を伝えて購入まで進んでもらう流れを、すべて手作業で組んでいたということです。LPは申込や購入のための1枚のページ、ステップ配信は登録した日から決まった順番で自動で送るメッセージです。

トリップワイヤーは、低価格商品で「買う」経験をしてもらい、そこから本命へつなぐ設計です。つなぎ目が手作業だと、この構造は成立しません。

成果につながったマーケティング全体像

SNS投稿からLINE登録、ステップ配信を経て買い切りのオンライン講座へ。その先が段階的に積み上がっていきます。

  1. SNS投稿 集客の入口
  2. LP(登録ページ) LINE登録
  3. ステップ配信(LINE)
  4. 入口の商品 買い切りのオンライン講座
  5. 中くらいの価格の商品 買い切りのオンライン講座(その場限りの特別価格で案内)

    ワンタイムオファー(OTO)とも呼ぶ。ワンクリックで決済が完了する仕組みを入れている

  6. 中くらいの価格の商品 コンサルティング(その場限りの特別価格で案内)
渡邊巧さん

複数のツールをUTAGEに一本化し、「ファネル機能」と「ステップ配信機能」を連携させることで、集客からバックエンド販売までが一貫して流れる自動化システムを構築しました。

決済後のワンタイムオファー(OTO)や、その後のフォローアップ配信までをシームレスにつなぐことで、手作業を介さずに購入者への価値提供を漏れなく行える仕組みを実現しています。

バックエンドは、最終的に買ってほしい本命の商品のことです。

活用した機能と、具体的な施策

使っている機能は、ファネル(集客から購入までのページの流れを作る機能)・ステップ配信・データの3つです。

ファネル機能 ── 購入の直後に、次の商品を案内する

渡邊巧さん

UTAGE上で商品販売ページを作成し、決済完了後に「ワンタイムオファー」のページへ自動的に遷移するよう設定しました。これにより、顧客の熱量が最も高いタイミングで上位商品を提案し、成約率を上げています。

成約率は、案内を見た人のうち購入した人の割合です。

ステップ配信機能 ── 購入者フォローを自動化する

渡邊巧さん

購入完了と同時に会員サイトURLを自動送信するほか、その後の教育シナリオやバックエンド商品への案内も含めた購入後メッセージの配信をすべて自動化しました。

データ機能 ── 成果を可視化して改善する

渡邊巧さん

ファネル全体の数字をUTAGE内で一元管理し、見込み客の行動データ(開封・クリック・購入率)を可視化できるようにしました。これにより、改善ポイントが明確になり、データに基づく運営が可能になりました。

成功させるためのコツ・工夫

渡邊巧さん

自分のビジネスを「労働集約型」から「仕組み型」に転換する必要があると感じていました。バックエンドまでの導線を整えても、運用が手作業のままでは、どうしても自分の稼働時間に売上が依存してしまい、ビジネスの拡大に限界があります。

そこで、UTAGEを活用して「自分が動かなくてもお客様が自然に信頼し、商品を手に取る導線」を作ることができれば、時間の制約から解放されるだけでなく、安定的な売上を生み出す再現性のあるモデルを構築できると考えました。

そのうえで、渡邊さんが最も意識したのは「機械的に見せないこと」でした。

渡邊巧さん

自動化を進める上で意識したのは、仕組みを「機械的に見せないこと」です。ファネル全体が自動で動く中でも、ユーザー体験が冷たく感じられないよう、あえて「個別チャット感」のあるメッセージを意識しました。

具体的には、ステップ配信でも「15文字程度」の超短文メッセージを送ることで、コミュニケーションを誘発し、関係性を強めるようにしています。

無機質にならないよう配慮したことで、完全自動でありながらも「人がちゃんと関わってくれている感覚」が生まれ、読了率・CTR・購入率すべてで改善が見られました。

CTR(クリック率)は、メッセージを受け取った人のうち、中のリンクを押した人の割合です。

長い文章を書き込むほうが、丁寧に見えます。しかし実際に反応を生んだのは「昨日の動画はどうでしたか?」程度の短文でした。返信できる余地があるかどうかが分かれ目です。

具体的な成果

本命の商品まで案内する流れを作り、手作業だった事務業務を完全に自動化した結果です。

  • 作業時間:月に40時間以上の業務時間を削減
  • 入口の商品の購入率:40%
  • 中くらいの価格の商品の購入率:26%(入口の商品を買った人のうち)

削減できた時間を新たな商品作成やSNS運用に充てられるようになり、安定して売上を積み上げられる仕組みが整いました。

実感できた変化・今後の展望

渡邊巧さん

一番の変化は、精神的な余裕と自由な時間が生まれたことです。以前は、売上が伸びるほど増える手作業に追われ、「またあの作業をやらなきゃ…」とビジネスを楽しむ余裕がありませんでした。しかし今は、自分が動かなくてもお客様との関係が自動で深まる流れができています。

その結果、空いた時間を使ってお客様一人ひとりに丁寧に向き合えるようになり、「渡邊さんはサポートが丁寧!!いつも助かります!」といった声をいただくなど、数字以上に「安心安定のブランド」として浸透していると感じています。

何より、「自分が働かなくても成果が出る」という仕組みを体感したことで、仕事に追われる不安から解放され、心からビジネスを楽しめるようになりました。

渡邊巧さん

今回構築したトリップワイヤーファネルにより、ビジネスを仕組みで伸ばす基盤が整いました。今後は、既存顧客のLTVを高めるための「継続コミュニティ」や「高単価講座」を構築し、1つの導線から複数の収益の柱を生み出せる状態を目指します。

また、今回の成功パターンをテンプレート化して他の商品にも横展開し、再現性のある自動収益モデルを複数構築していく予定です。

LTVは、1人のお客様がこれまでに支払った合計額のことです。

最後に、渡邊さんの言葉を紹介します。

渡邊巧さん

もし過去の自分にアドバイスできるとしたら、「自動化は単なる“作業の代替”ではなく、“価値提供の自動化”なんだ」と伝えたいです。

UTAGEを導入する前は、仕組み化に対して「効率化」や「省力化」といったイメージしか持っていませんでした。しかし実際に導線を構築してみると、それは「お客様が自然と学び、信頼し、行動できる環境を整えること」だと気づきました。

たとえ一人でビジネスをしていても、UTAGEは24時間動き、「あなたの想いと価値を、365日休まず届け続ける仕組み」として機能してくれます。

自動化は、単なる効率化のためではなく、「もっと多くの人を救うため」にある。ここを理解できた瞬間、私の中で仕組み化の意味が180度変わりました。これから導入される方も、焦らず、1本の導線からでも、1通のステップ配信からでも構いません。

まとめ

渡邊さんは、自動化を「作業の代わり」ではなく「価値を届けることの自動化」と捉え直しました。

ステップ配信に15文字ほどの短いメッセージを混ぜる人間味のある工夫で、自動化しながらもお客様との距離を縮めています。

購入の直後には、カード情報を入れ直さずに次の商品を買える流れも用意しています。

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