継続課金(サブスク)とは?分割払いとの違いと、講座・コミュニティで始める準備・費用

継続課金の始め方 オンライン講座・コミュニティで決めることと、準備・費用(毎月くり返すカレンダー)

継続課金とは、契約に基づいて、毎月や毎年など決まった周期で料金を受け取る方法です。オンライン講座の見放題や会員制のコミュニティなど、続けて利用してもらうサービス(サブスク)で使われます。お客様が解約するまで支払いが続く点が、一括払いや、回数を決めて分ける分割払いとの違いです。

この記事では、オンライン講座やコミュニティを運営する方に向けて、継続課金の仕組み、始める前に決めること、準備と費用、UTAGEでできることと制約を説明します。

目次

一括払い・分割払い・継続課金の違い

一括払い分割払い継続課金
購入者の支払い方1回で全額あらかじめ決まった総額を、決めた回数に分けて支払う決めた周期で、解約するまで支払う
終わり方1回で終わる決めた回数で終わるお客様が解約するまで続く
向いている商品内容が決まっていて、完結する講座高い講座を、一度に払いにくい人にも届けたいとき・毎月教材が増える講座
・録画の見放題
・コミュニティ
・毎月の相談

購入者の支払いの回数と、販売者への入金のしかたは別です。分割払いには、販売者が毎回の決済に応じて入金を受ける方式と、購入者が分割で支払っても販売者には一括で入金される方式があります。使える方式、審査、手数料は契約先によって違います。

分割払いは「支払いを分ける」方法で、買うものは決まっています。継続課金は「提供を続ける」売り方で、提供が続く限り支払いも続きます。新しい教材を毎月足すことだけでなく、これまでの教材をいつでも見られることや、相談できることも、続けて提供する価値になります。

継続課金にすると、毎回の支払いの手続きが減り、続けている受講者の数から売上の見込みを立てやすくなります。一方で、決済を自動にしても、教材を保つこと、質問への対応、退会や未払いへの対応は残ります。質問会や個別相談を含めるなら、1人で対応できる会員の数も決めておきます。

綾さんの写真綾さんクリエイター育成スクール運営
売り方
決まった日時に開くリアルタイムの講座から、その録画をいつでも見られる定額の形(継続課金)に変えています
ねらい
受講生の多くが育児中で、決まった時間に参加しにくいためです
鈴木隆寛さんの写真鈴木隆寛さん就活・転職サポート
売り方
高額の講座に、最大24回払いの分割払いを用意しています。購入者が分割で払っても、販売者には一括で入金される方式です
ねらい
「買いたいけれど、いまは現金がない」人も申し込めるようにするためです

始める前に決めること

卓上のカレンダーを見ながら、ノートPCで作業する講師の手元

価格と周期

毎月払いにするか、年払いにするか、両方を用意するかを決めます。年払いは、お客様が一度に支払う金額が大きくなり、更新と決済は年に1回になります。年払いにすれば解約が減るとは限らず、途中で解約したときの扱いも決めておきます。

値上げをするときに、すでに契約している人の価格をどうするかも、先に決めておくと迷いません。

続けて何を提供するか

継続課金は、払い続ける理由がなくなると解約されます。「毎月新しい講義を1本足す」「録画をいつでも見られる」「月2回の質問会」「コミュニティでの交流」など、続けて提供するものを決め、それが会員サイトや配信のどこで届くかまで決めます。

無料のお試しを設けるか

最初の一定期間を無料にすると、中身を見てから決めてもらえます。その代わり、お試しだけで解約する人も出ます。お試しが終わったら自動で有料に切り替わるのか、改めて申し込んでもらうのかを決め、切り替わる時期と金額を、申し込みの前に示します。

解約のルール

通常の途中解約について、解約の申し出をいつまで受け付けるか、解約したら教材をいつから見られなくするか、日割りの返金をするかを、契約の条件として決めます。ただし、サービスを契約どおりに提供できなかった場合などは別で、「返金しない」と書けばすべての返金をしなくてよいわけではありません。

なお、返金の処理はUTAGEの管理画面ではできず、決済代行会社の側で行います。

支払いが失敗したときの扱い

カードの有効期限切れや残高不足で、2回目以降の支払いが失敗することがあります。失敗したときに何回まで決済をやり直すか、やり直しがすべて失敗したら継続課金が終わるか、終わったあとに再開できるかは、決済代行会社によって違います。

決済代行会社によっては、継続課金が終わると再開できず、新しく決済し直してもらう必要があります。失敗したときに、お客様へどう知らせ、教材をいつ止めるかを決めておきます。

オンラインで消費者に販売するときは、販売ページだけでなく、申し込みを確定する画面でも、料金、支払いの時期、提供の期間、自動で更新されるか、解約の方法と期限を確かめられるようにします。無料のお試しから自動で有料に移る場合は、切り替わる時期と金額も示します(消費者庁の案内)。

必要なもの:決済代行会社との契約

カードで継続課金を受けるには、決済代行会社(カード決済を代わりに処理する会社)との契約が必要です。UTAGEのようなツールを使う場合も、決済代行会社とは別に契約します。

確かめること内容
取り扱える商材販売する講座・相談・コミュニティが対象か
使い始める条件・審査の有無と時期
・必要な書類
・使えるようになるまでの日数
費用・決済の手数料
・月額の費用
・入金のタイミング
継続課金の仕様・周期の数え方(毎月同じ日か、決まった日数ごとか)
・支払いが失敗したときの再試行と終了
・テストで確かめられる範囲

国内の決済代行会社は利用の前に商材の審査があるケースが多く、海外の決済代行会社は利用の前の商材の審査がないケースが多い一方、売上が急に増えたときなどに審査が入ることがあります。審査は利用の前と後のどちらにもありえるので、審査の時期だけで選ばず、上の項目を契約先ごとに確かめます。

決済代行会社の審査や契約、管理画面の操作についての問い合わせは、UTAGEのサポートの対象外です。各社の窓口に問い合わせます。

継続課金を始めるのにUTAGEは必要か

継続課金そのものは、決済代行会社の機能で受けられます。会員サイトや配信を別のサービスで用意して、支払いと教材の届け方がすでに問題なくつながっているなら、そのまま使う方法もあります。

すでに別のシステムで継続課金を受けている場合は、乗り換える前に、移せるデータを確かめます。たとえば、別のシステムで始めた継続課金のデータを、UTAGEの継続課金として取り込むことはできません。

UTAGEが向いているのは、支払いがあったら会員サイトを見られるようにする、案内のメールを送る、解約されたら見られなくする、といった動きを1か所でつなげたいときです。ツールを分けた場合との違いは「講座・コンテンツ販売ツールの選び方」で紹介しています。

UTAGEを使うときの費用

項目内容
UTAGEの利用料・月額21,670円(税込)。初期費用はかからない
・継続課金と会員サイトの機能も含む
・UTAGEを通した決済に、UTAGE側の1件ごとの手数料はかからない
決済代行会社・契約が必要
・決済の手数料などは、会社と商材によって違う
・UTAGEを使う場合のみ申し込める提携プランもある
案内のメール・自分で取得したドメインのメールアドレスと、送信元を確かめる認証の設定
・レンタルサーバーとドメインの費用
そのほか・LINEで案内するなら、プランや送る通数に応じてLINE公式アカウントの利用料がかかる場合がある
・動画などの保存容量は合計1TBまで
・超える分は100GBあたり月150円(税込、2024年2月時点)

費用の考え方の例です(説明のための仮の数字です)。月額5,000円の会員が20人なら、売上は月10万円です。決済の手数料を仮に3.6%とすると3,600円、UTAGEの利用料が21,670円で、残りは74,730円です。

この74,730円は、仮の決済手数料とUTAGEの利用料だけを引いた金額で、メール用のサーバーとドメインの費用、教材づくり、質問への対応、集客の費用は含めていません。手数料は決済代行会社や商材によって違います。

料金は2026年10月時点のものです。

UTAGEでの継続課金の仕組み

ここからは、UTAGEで継続課金を始めるときの仕組みを説明します。UTAGEでは、商品の設定で支払いの方法を「一回払い」「複数回払い・分割払い」「継続課金」から選びます。

連携する決済代行会社によっては、初回と2回目以降の金額を分けることや、無料のお試しの日数、課金の周期(毎月・毎年)もここで設定します。

UTAGEの画面UTAGEの商品の価格の設定画面。支払回数の欄に、一回払い、複数回払い・分割払い、継続課金が並び、赤枠で囲まれている
支払いの方法を、一回払い・分割払い・継続課金から選ぶ

継続課金で、支払いと会員サイト・案内をつなぐ(UTAGEの場合)

最初の支払い

決済会員サイトでコースが見られるようになるログイン情報のメール

開放するコースと送る案内は、商品の「購入後の動作設定」で指定します。この動作は最初の決済のときだけ行われ、2回目以降の決済では行われません。

解約されたとき

継続課金の解約教材の閲覧を止める解約した人への案内

止めるコースと送る案内は、商品の「継続課金解除時の動作設定」で指定します。解約と同時に止めず、支払い済みの期間の終わりまで見せたい場合は、手作業が要ります(下の「よくある質問」)。

綾さんの写真綾さんクリエイター育成スクール運営
購入後の流れ
決済が終わると同時に、会員サイトのログイン情報が自動で届く設定にしています
事務の作業
入金の確認と領収書の発行を、手作業でしなくて済むようにしています

受講者が自分でカードの変更・解約をできるようにする

UTAGEでは、受講者が会員サイトの中で、自分でカード情報を変更できるようにできます。自分で解約できるようにするかも選べます。許可しない場合は、解約の窓口と処理の手順を決めておきます。この設定は、販売を始める前に済ませておきます。

最初の支払いの時点で、商品に教材のコース(バンドルコース)が設定されていなかった契約は、あとから設定を足しても、受講者の側でカードの変更や解約ができるようになりません。

コミュニティを継続課金で運営する

UTAGEの会員サイトには、投稿やコメント、1対1のメッセージ、お知らせができるコミュニティの機能があります。コミュニティのグループを教材のコース(バンドルコース)に紐付けると、商品を購入した人を自動でグループに参加させられます。

解約した人の参加をどう扱うかは、教材と同じく、コースを止める設定と合わせて確かめます。

運営で使う管理・通知の機能

運営では、次の機能を使えます。

  • 継続課金の契約を一覧で見て、CSVで書き出せる(登録日時・商品・金額・名前・メールアドレス・状態)
  • 2回目以降の支払いが失敗したときに、運営する側がメールやチャットで知らせを受け取れる
  • 受講者に、カード情報を変えるリンクをメールで自動で送れる
  • 適格請求書発行事業者は、登録番号などを入れると、インボイス制度の要件を満たした領収書を自動で発行できる

始める前に確かめること

公開する前に試すこと

  • テストの決済で、最初の支払いのあとに会員サイトが見られるようになり、案内のメールが届くこと
  • 受講者の側で解約したときに、案内と教材の見え方が、契約の条件どおりになること
  • 無料のお試しを設ける場合、終わったあとの最初の課金の時期と金額が、案内どおりになること
  • 申し込みを確定する画面と販売ページで、金額・周期・解約の方法の表示が合っていること
  • 支払いが失敗したときの知らせが、運営する側に届くこと
  • テストで確かめたら、販売の前に本番用の状態に戻すこと

決済代行会社によって、テストで確かめられる動きは違います。2回目以降の課金や解約の動作がテストで確かめられない連携先では、販売を始めてから最初の更新や解約が起きたときに、管理画面で結果を確かめます。

よくある質問

解約したあとも、支払い済みの期間の終わりまで教材を見せられますか?

見せられますが、UTAGEでは自動ではできません。次の支払い予定日と連動して止める機能がないため、解約した人ごとに、止める日時を指定する手作業が要ります。

いま別のシステムで受けている継続課金を、UTAGEに移せますか?

別のシステムで始めた継続課金のデータを、UTAGEの継続課金として取り込むことはできません。乗り換える場合は、お客様にUTAGEで新しく申し込んでもらう形になります。

追加料金はかかりますか?

継続課金の機能は、UTAGEの月額21,670円(税込)に含まれ、UTAGE側の1件ごとの決済手数料はかかりません。決済代行会社の手数料などと、案内のメールを送るためのサーバーとドメインの費用は別にかかります。詳しくは「UTAGEを使うときの費用」に書いています。

まとめ

継続課金は、解約されるまで支払いが続く売り方です。始める前に、価格と周期、毎月届けるもの、無料のお試し、解約のルール、支払いが失敗したときの扱いを決め、販売ページに書いておきます。カードで受けるには決済代行会社との契約が必要で、手数料や失敗したときの動きは会社によって違います。

UTAGEでは、支払いと会員サイト・案内の動きをつなげられます。販売を始める前に、テストの決済で動きを確かめます。

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