- 定額制(サブスク)の販売1人で対応できる人数に限界があった年間2,000件超
- コミュニティ数百名の需要に数十名しか対応できず会員100名以上・運営1年以上
- 事務作業入金確認と領収書発行を都度手作業完全に自動化
「手動での入金確認や領収書発行に限界がきている」。講座の申込が増えるほど、講師業以外の時間が増えていく。その構造を断ち切った事例です。
フォトグラファーでクリエイター育成スクールを運営する綾さんは、受講生の多くが育児中という特性に合わせ、リアルタイム講座から、その録画(アーカイブ動画)をいつでも見られるサブスク形式へ移行しました。
決済と会員サイトへの登録を完全に連動させた結果、年間2,000件超を販売し、会員100名以上のコミュニティも1年以上続いています。
「講座の規模を拡大したいが、事務作業が追いつかない」「受講生のライフスタイルに合わせた学習環境を提供したい」。この2つは、同じ仕組みで同時に解けます。その組み方を追います。
内容と数字は、2026年3月発行の『UTAGE活用事例集2026』に掲載した時点のものです。
事業概要と、導入前の課題
綾さんは、商品写真・ショート動画制作を行うフォトグラファーとして活動しつつ、クリエイター育成スクールを運営しています。自宅スタジオから企業案件を受ける一方、オンライン講座では全国のフリーランス志望者やブランド運営者に、撮影技術やリール制作、ブランド設計、SNS戦略、案件獲得までを指導しています。
私の最大の課題は、リアルタイム講座の運営負荷と、受講生側の受講環境への対応でした。
多くの受講生が育児中でアーカイブ視聴を希望されていたのですが、動画提供と支払い管理を手作業で紐づけることが難しく、領収書発行も都度対応しなければなりません。そのため、本来集中すべき講師業以外の作業に、多くの時間を取られてしまっていたのです。
また、1人で対応できる人数には限界があります。数百名の需要があっても数十名しか受け入れられず、大きな機会損失も生まれていました。
受講生の都合(育児中で決まった時間に出られない)と、運営の都合(手作業では回らない)。この2つを同じ仕組みで同時に解決したのがこの事例です。
成果につながったマーケティング全体像
図は驚くほど短いです。SNSの投稿からLP(販売ページ)へ案内して講座を直接販売し、決済が終われば会員サイトの案内が届く。その後にオンラインコミュニティを案内する、4段だけの流れです。
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SNS投稿 集客の入口
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LP(販売ページ) オンライン講座を販売
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決済完了 そのまま会員サイトを案内
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次に案内する商品 オンラインコミュニティ
一般にオンライン講座は「まずメールやLINEに登録してもらい、それから販売する」2ステップが定石ですが、綾さんはLPで直接売る1ステップで成果を出しています。日頃のSNS発信で講座の価値が伝わっていれば、集客から購入までの流れ(ファネル)はここまで単純にできるということです。
活用した機能と、具体的な施策
使っている機能は、会員サイト・商品管理・ファネル・領収書メール設定の4つです。
会員サイト機能 ── アーカイブ動画を置く
アーカイブ動画を会員サイトに格納し、受講生がいつでも好きなタイミングでアクセスして学習できる環境を整えました。
商品管理機能 ── 決済と会員サイト登録を連動させる
商品管理において「購入後の動作設定」を行い、決済完了と同時に会員サイトのログイン情報が自動送信されるように設定しました。これにより、手動での登録作業を介さず、即座に受講を開始できる仕組みを実現しています。
ファネル機能 ── 販売の流れを自動化する
LP(セールスページ)に決済フォーム要素を追加し、管理している商品を紐づけました。これにより、申込から決済、そして前述の会員サイト連携までがワンストップで完結するようになっています。
領収書メール設定機能 ── 領収書の発行を自動化する
領収書メール設定を利用して、決済完了時に領収書が自動で発行・送付されるようにしました。これにより、都度対応していた事務作業の負担を大幅に削減しています。
4つの機能が、決済という1点でつながっています。決済が終わった瞬間に、会員サイトへの登録・ログイン情報の案内・領収書の発行が同時に片づく。だから件数が増えても事務作業が増えません。
成功させるためのコツ・工夫
育児中の方や本業を持つ受講生にとって、時間の制約がある中でリアルタイム参加を前提とすることは、学習継続の大きなハードルになると感じていました。そこで、「24時間いつでも視聴できる」「支払いと受講権限が自動で連動する」環境を整えることが、結果として受講生の成果と満足度の最大化につながると判断しました。
また、手動管理のままでは規模拡大に限界があります。事務作業を自動化し、講師が本質的な価値提供(添削やコンテンツ企画・改善)に全力を注げる体制を作ることこそが、長期的な事業成長の鍵だと考え、この施策を採用しました。
そのうえで綾さんが最も重視したのは、受講生を迷わせないことでした。
最も重視したのは、受講生が迷わず学習を開始できる「導線設計」です。申込→決済→会員サイト案内→受講開始までの流れを一本化し、案内文・ボタン配置・アクセス手順を徹底的にシンプルにしました。また、会員サイト内に「最初に見るページ」や「受講の進め方」を配置し、学習の入り口でつまずかないよう設計しています。
さらに、運営側でも例外的な手動作業が発生しないよう、決済方法やメール文面を統一し、問い合わせ自体を減らす工夫も行いました。
受講生にとっての「使いやすさ」と、運営にとっての「管理しやすさ」。この両方を同時に整えることが、トラブルなくスムーズに自動化を成功させるコツです。
自動化しても、例外的な手作業が残れば、そこに手間がかかり続けます。決済方法や文面を統一して問い合わせそのものを減らすというのは、地味ですが効きます。
具体的な成果
手動管理では限界があった講座規模の拡大が実現し、事業成長が大きく加速しています。
- 年間2,000件超のサブスク販売を達成
- 100名規模のコミュニティを1年以上継続運営
- 4つのサブスクサービスを同時展開
決済と会員サイトが自動連携したことで、育児や仕事と両立しながら学べる環境が整い、受講生の満足度と継続率も向上しました。さらに、運営作業の負担が減ったことで、講師が添削やコンテンツ企画・改善に専念できる体制へと移行しています。
実感できた変化・今後の展望
これまでは高単価なリアルタイム講座に参加できなかった方にも、サブスク形式を通じて「学びの場」を提供できるようになりました。育児や仕事と両立されている受講生から「自分のペースで学べる環境がありがたい」という声を多くいただき、より幅広い層に価値を届けられている実感があります。
また、運営業務の負担が減ったことで、自分自身の自由な時間が増え、新しい講座づくりや企画に取り組めるようになりました。学びを届ける範囲を広げつつ、未来の事業を育てるための「余白」が生まれたことも大きな変化です。
UTAGEによって継続的に講座を提供できる基盤が整ったため、今後は「自宅からクリエイティブな働き方を目指す方」をさらに支援していきます。
具体的には、Instagram運用代行を学べる講座を新たにスタートし、撮影スキルだけでなくSNS運用まで対応できる人材を育成します。また、オンライン講座を自分で開講したい方に向けたノウハウ提供にも取り組み、「学ぶ側」から「教える側」へとステップアップできる環境を整備していく予定です。
最後に、綾さんの言葉を紹介します。
最初は「ツールを使いこなせるだろうか」と不安でした。私は機械操作が得意なわけでも、Webデザインに詳しいわけでもありません。それでも、最初から完璧に理解する必要はありませんでした。
分からないところは一つずつ調べながら、必要な機能から順に導入していくことで、自然と全体像がつかめていきました。まずは一歩踏み出して手を動かすこと。それが、仕組み化のスタートになると思います。
まとめ
綾さんは、決済からアーカイブ動画の提供までを自動でつなぎ、自身は事務作業から離れ、受講生は好きな時に学べるようになりました。
会員サイトに「最初に見るページ」や「受講の進め方」を置くなど、受講生が迷わず学べる環境も整えています。
仕組みの自動化と受講生への配慮を両立したことが、満足度を下げずに規模を広げられた要因です。
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この事例で使っている機能の解説:会員サイト/セールスファネル
UTAGEの機能と料金は「UTAGEとは」「UTAGEの料金」、申し込みの手順は「UTAGEの始め方」で説明しています。

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