- 運営・セールス時間毎回2.5時間以上のセミナー開催1/4以下に短縮
- 売上月1回の集客にプレッシャー2倍以上に増加
- 成約率自動化で落ちるのを懸念リアル開催と同水準
「録画したセミナーを自動で開催する『オートウェビナー』にすると、成約率が落ちるのでは」。その懸念に対して、成約率を維持したまま売上を2倍にした事例です。成約率は、販売の案内を受けた人のうち、購入した人の割合です。
Web集客の仕組みづくりの育成講座を運営する金澤則幸さん・おでんさんは、UTAGEのオートウェビナー機能で販売の自動化に成功しました。特筆すべきは、新たに動画を撮影せず、過去にリアル開催したセミナーの録画映像を編集してそのまま活用している点です。
「毎回のセミナー開催に疲弊している」という方へ。鍵になったのは新しく撮った動画ではなく、すでに手元にあったリアル開催の録画です。
内容と数字は、2026年3月発行の『UTAGE活用事例集2026』に掲載した時点のものです。
事業概要と、導入前の課題
金澤則幸さん・おでんさんは、Web集客の仕組みづくりのスキルを身につけたいフリーランスや副業希望者に向け、育成講座を提供しています。運営者自らも構築代行やシステム構築事業を展開しています。
最大の課題は、セミナー開催と個別相談にかかる「労働時間」の限界でした。毎回2.5時間以上のセミナーを実施して体力を消耗し、さらに事前リマインドや個別フォロー、個別相談まで行っていたため、非常に時間がかかっていました。
また、リアル開催のZoomセミナーでは参加人数が見えてしまうため、「少人数での開催がしにくい」という心理的な負担があり、さらに月1回の集客に強いプレッシャーも感じていました。終了後のアンケート回収などもすべて手動で行っており、業務の負担が大きくなっていたのです。
「参加人数が見える」という何気ない仕様が、開催頻度を縛っていました。少人数だと開きにくいので、月1回に絞るしかない。すると集客のプレッシャーが上がる、という悪循環です。
成果につながったマーケティング全体像
SNS(X)の投稿からLINEに登録してもらい、オートウェビナーを案内します。登録した日から決まった順番で自動で届くLINE(ステップ配信)とオートウェビナーを経て、個別相談、または直接購入へ進みます。
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X投稿 集客の入口
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LP(登録ページ) LINE登録(PDF資料とテンプレートを受け取れる)
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オートウェビナーの案内 メールアドレス登録
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ステップ配信(LINE)
希望者には、先に販売ページを案内する
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オートウェビナー開催
毎日開催にして自動化。希望者には、先に販売ページを案内する
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個別相談 希望者のみ
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販売ページ
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入口の商品 セミナー・ワークショップ
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本命の商品 オンライン講座・スクール
図の2か所に「希望者には、先に販売ページを案内」という枝があります。ウェビナーを待たずに買いたい人の道が、最初から用意されています。
活用した機能と、具体的な施策
使っている機能は、オートウェビナー・ウェビナー動画連動・LINEメッセージ(カルーセル)の3つです。
オートウェビナー機能 ── 毎日開催で自動化する
リアルで開催したセミナーの録画データを活用し、毎日開催されるように設定(スケジュール設定)しました。これにより、自身が登壇することなく、365日休まずにセミナーを提供し続ける環境を構築しています。
ウェビナー動画連動 ── 適切なタイミングでボタンを出す
ウェビナー視聴ページにて、終了直前のタイミングに合わせて「個別相談」のボタンが表示されるように設定しました。さらに、その横に「そのまま購入できるリンク」も並列して配置することで、相談を挟まずに購入したい意欲の高いユーザーも逃さないようにしています。
LINEメッセージ/カルーセル ── ショートカットへ誘導する
LINE登録時のメッセージにて、カルーセルを活用しました。Xで既に内容を把握している層に向けて「すぐに講座希望」というボタンを設置し、ウェビナーを介さずに直接申込みへ進めるショートカットを用意しています。
カルーセルは、LINEのトーク画面で横にスライドして見る、カード型のメッセージです。
Xの投稿で内容をすでに知っている人に、わざわざウェビナーを見てもらわない。買う気持ちがある人を足止めしないという配慮です。
成功させるためのコツ・工夫
最大の目的は、運営側の時間を「セールス」ではなく、既存の受講生の満足度を高めるための「サポート」に注力することでした。以前は個別相談の場で一からサービス説明や価格提示を行っており、それが精神的な負担や非効率につながっていました。
そこで、自動ウェビナー内でサービス内容から価格まですべて伝えきる構成に変え、個別相談での説明コストをなくし、「購入前提の方」だけに対応するフローへと変えることで、セールスの負荷を最小化する狙いがありました。
そして、動画の作り方にこの事例の核心があります。
自動ウェビナー用に新たに収録を行うのではなく、あえて「実際のセミナー録画」を使用しました。参加者とのやり取りやその場の熱量がそのまま伝わるため、不自然さがなく、視聴者に強い臨場感を与えることができます。
ただし、長期的に自動化して使い続けられるよう、開催日時や季節、天気など「特定の日」を感じさせる発言は極力避けるなど、いつ誰が視聴しても違和感がないように配慮しました。
また、運用面では「誰が何分まで見たか」「どこで離脱したか」をラベル付けして詳細に把握できる機能を活用しています。視聴データに基づいてウェビナーの内容を見直すことができるため、非常に役立ちました。
ゼロから撮り直していないところが要点です。リアルタイム開催で磨き上げた「勝ちパターン」を、そのまま自動化に移している点が、成約率を落とさずに済んだ理由の一つです。また、何分まで見たか、どこで見るのをやめたかによって登録者にラベル(タグ)を付け、ウェビナーの内容の見直しに使っています。
具体的な成果
毎回2.5時間以上のセミナー開催に加え、事前リマインドや個別フォローに追われていた時間が、大幅に削減されました。
- 運営・セールス時間:1/4以下に短縮
- 売上:2倍以上に増加
- ウェビナー参加率・成約率:リアル開催と同水準を維持
実感できた変化・今後の展望
「参加人数が見えない」という仕様により、たった1人の参加であっても気兼ねなく開催できるようになったことで、心理的に非常に楽になりました。
また、個別相談の質も劇的に変わりました。ウェビナー内でサービス案内や価格提示が完了しているため、相談に来る方はすでに「買う前提」であることが圧倒的に増えたのです。以前のような「説得」や「価格提示」の精神的負荷がなくなり、お互いにストレスのない時間となりました。
さらに、LINE、メール、自動ウェビナーを組み合わせることで、自然な形でプレゼントを渡したり接点を作ったりできるため、信頼を得る機会も増えました。「こんなに素晴らしいことが本当に起こるのか」と最初は驚いたほどです。
今後はYouTubeや広告を活用し、この講座をより多くの方に届けていきたいと考えています。UTAGEの構築・運用スキルは、デザインやライティング、Web制作など他のスキルとの「掛け合わせ」の相性が非常に良く、多くの人の人生を変える「武器」になると確信しています。
最後に、金澤さん・おでんさんの言葉を紹介します。
UTAGEは「自動化」の文脈で語られることが多いですが、すべてを自動化すれば解決するというわけではありません。
むしろ、自動ウェビナーで効率化したからこそ、LINEでの個別メッセージや信頼構築といった「手動の部分」にあえて時間を使い、手厚く対応することが重要です。複数のLINEやメールを組み合わせて多くの接点を持つことで、リスクを回避しながら信頼を積み重ねられるのはUTAGEならではの良さだと感じています。
「自動化する部分」と「あえて手動で残す部分」をしっかり切り分けること。そして、日々進化しているUTAGEの機能を使い倒すこと。これが、ビジネスをさらに発展させる鍵になるはずです。
まとめ
金澤さん・おでんさんは、オートウェビナーをゼロから作らず、リアル開催で磨き上げた成約率の高い「型」をそのまま自動化に移しました。
過去の録画を使うことで実際の空気感が伝わり、毎日開催によって関心が高まっているタイミングも逃していません。
労働時間を減らしながら成約率を落とさないための、再現性の高い進め方です。
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この事例で使っている機能の解説:オートウェビナー
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