- 成約率販売ページ(文章)だけで販売していた2倍以上に
- いちばん関係の深い登録者の成約率文章だけでは伝わりきらなかった20%
- 販売本数反応が落ちてきていた1回の販売キャンペーンで94本
「文章だけの販売ページ(セールスレター)では、商品が売れにくくなってきた」。そう感じている方に向けた事例です。
釣りの「アジング」というジャンルでコンテンツ販売を行う矢野徹さんは、文章中心の販売から、複数の動画で商品の価値を伝えてから販売を案内する形へ切り替えました。この売り方を「プロダクトローンチ」と呼びます。
結果、販売の案内を受けた人のうち購入した人の割合(成約率)は、販売ページだけで売っていたときの2倍以上。1回の販売キャンペーンで94本を販売しています。
「販売ページの反応が落ちている」「動画を取り入れて成約率を高めたい」という方へ。これは文章をやめた話ではなく、文章を読んでもらう準備を足した話です。
内容と数字は、2026年3月発行の『UTAGE活用事例集2026』に掲載した時点のものです。
事業概要と、導入前の課題
矢野徹さんは、釣りの「アジング」というジャンルに特化し、より多くのアジを釣るためのコンテンツ販売およびガイド事業を展開しています。
以前はマイスピー(MyASP)を使用し、リスト獲得から教育、そしてセールスレターでの販売までの一連の流れを仕組み化していました。
しかし、近年主流となっている「エバーグリーンファネル」や「VSL(ビデオセールスレター)」といった、動画を活用した販売手法を取り入れて売上を伸ばしたいと考えた際、既存の環境では実装が難しく、実現するには他のツールを追加で契約する必要がありました。
そうなると、コストがかさむ上に、複数のツールを契約しなければならず、管理も複雑になってしまいます。「コストや契約の手間を増やさずに、新しい手法を取り入れたい」というのが、当時の悩みでした。
以前使っていたのは、メール配信と販売のためのツールです。エバーグリーンファネルは、いつでも申し込める状態で動画を見せて販売する流れ、VSLは販売用の動画のことです。
やりたい手法は決まっていました。止めていたのは、そのために増えるツールの数と費用でした。
成果につながったマーケティング全体像
Meta広告(Facebook・Instagramの広告)とYouTubeチャンネルから、動画が見られる登録ページ(LP)へ案内し、メールアドレスを登録してもらいます。
その後、決まった順番で自動で届くメール(ステップメール)で、商品の価値を伝える動画を1本目・2本目・3本目と順に見せてから、販売ページへ進みます。
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Meta広告(Facebook・Instagram) / YouTubeチャンネル 2つの集客の入口
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LP(登録ページ) メールアドレス登録(登録すると動画を見られる)
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ステップ配信(メール)
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動画コンテンツの提供 1本目 → 2本目 → 3本目…
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販売ページ(セールスレター) 入口の商品:オンライン講座(アジングの基本)
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中くらいの価格の商品 オンライン講座:ポイント開拓・技術ノウハウ等
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本命の商品 オンライン講座・スクール
販売ページ(文章)はなくしていません。前に動画を置いただけです。この事例は「文章をやめた話」ではなく「文章を読んでもらう準備を足した話」です。
活用した機能と、具体的な施策
使っている機能は、集客から購入までのページをつなげて作る機能(ファネル)と、動画の視聴に合わせた自動案内(動画連動)の2つです。
ファネル機能 ── 動画を見てもらうページを作る
UTAGEのファネル機能を活用し、教育動画(1本目、2本目…)を掲載するページを作成しました。これにより、ステップメールと連動して、見込み客に順序よく動画を見せる環境を整えました。
動画連動機能 ── 動画を見た人にだけ、販売ページへのボタンを出す
「動画連動」機能を活用し、動画を一定時間視聴したタイミングで、隠していた「セールスレターへのボタン」を表示させる設定を行いました。これにより、動画をしっかりと見て教育が完了した人にのみオファーを提示する仕組みを実現しています。
ここが成約率2倍の中身です。まだ価値が伝わっていない段階で販売の案内を見せません。販売ページへのボタンが出るのは、動画で商品の価値を知った人だけになります。
成功させるためのコツ・工夫
近年は文字が読まれなくなっており、動画が主流になっていると考えたためです。文章だけで説明するよりも、教育用の動画をしっかりと見せてから販売するほうが有効だと判断しました。
動画を見終わるまでオファーを表示させない設定にしたのは、「しっかりと動画で教育を受けた人にだけ販売する」という意図からです。
そして矢野さんは、販売の仕組みとは別に、もっと基本的な工夫を挙げています。
特別なテクニックというよりも、日頃からの信頼構築を重視しました。商品を売る時だけ連絡をするのではなく、普段からYouTubeやメールでお客様の役に立つ情報を無料で提供し、「この人の情報は価値がある」と信頼してもらえる状態を作っておくことを心がけています。
動画を順に見せる仕組みは、すでにある信頼を効率よく届けるための道具です。信頼そのものを作るのは、売っていない日々の発信のほうでした。
具体的な成果
- 販売本数:1回の販売キャンペーンで94本(商品単価は12,800円〜14,800円)
- 成約率:販売ページだけで売っていたときと比べて2倍以上
登録者を、関係の深さや関心の強さで3つに分け、価格と案内の仕方を変えています。層ごとの結果は次のとおりです。
- いちばん関係の深い登録者(VIP)200名:12,800円で案内し、40本販売(成約率20%)
- 商品開発アンケート回答者57名:12,800円で案内し、7本販売(成約率約12%)
- 商品に興味がある人を絞り込んだ845名:14,800円で案内し、47本販売(成約率約5.6%)
初めてのプロダクトローンチで、成約率は関係の深い層ほど高くなっています(3つ目の層だけ、価格が14,800円です)。
実感できた変化・今後の展望
昨年の4月から会社を辞めて起業することができました。現在は、釣りなどの情報発信やコンテンツ販売をメインで生活することができており、人生の幸福度は一番高いです。
今回の成果を踏まえて、良い商品やサービスを持っているけれど「売り方」が分からずに困っている、そんな方の力になれるようなビジネスを展開したいと考えています。
最後に、矢野さんの言葉を紹介します。
私自身、最初は設定に迷ったり手間取ったりしましたが、使っていくうちに「ここまで自動化できるのか!」と驚く場面が多かったです。そして結果的に、お客様への価値提供もしやすくなり、売上アップにもつながりました。
まだまだ勉強中で悩むこともありますが、一歩ずつ進めれば成果につながっているので、楽しみながら活用しています。
まとめ
矢野さんは、複数の動画を順番に届けて商品の価値を伝え、「次はどんな内容だろう」という期待を高めてから販売を案内しました。
決まった時間まで動画を見た人にだけ購入ボタンを表示し、価値を理解した人に絞って案内したことも、成約率の高さにつながっています。
好きな釣りを仕事にした今、矢野さんは人生の幸福度がいちばん高いと話しています。
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この事例で使っている機能の解説:セールスファネル
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