3日かかっていた集計が5分に。人が減る場所を数字ですぐ見つけ、累計1.8億円に届いた改善の回し方

3日かかっていた集計が5分に。人が減る場所を数字ですぐ見つけ、累計1.8億円に届いた改善の回し方
この事例の成果
  • 売上年間500万円程度だった累計1.8億円を突破
  • 分析時間数字の集計に3日かかっていた5分に短縮
  • 成約率10%で止まっていた最大60%

「感覚」で改善するのは、もう終わりにしましょう。この事例の主役は施策そのものではなく、「数字を見るまでにかかる時間」です。

ウェビナーづくりの専門家である徳武輝彦さんは、ツールがバラバラで数字の集計だけに3日かかっていた状態を、UTAGEで5分に縮めました。見たい数字がすぐ出るようになった結果、登録・視聴・予約・成約の4つの段階で、次へ進む人の割合が順に改善し、年間売上500万円から累計1.8億円へ到達しています。

「どの広告から売上が上がったか正確にわからない」「ツールがバラバラで、数値集計だけで1日が終わってしまう」という方へ。4つの数字それぞれに、1つずつ工夫があります。

内容と数字は、2026年3月発行の『UTAGE活用事例集2026』に掲載した時点のものです。

目次

事業概要と、導入前の課題

徳武輝彦さんは、ウェビナーづくりの専門家として、オンライン集客に苦戦している起業家向けに、最短60分後に個別相談の予約が取れる「シンプルなウェビナーファネル構築」(ウェビナーを軸に、集客から相談予約までの流れをつくること)のコンサルティングを提供しています。

徳武輝彦さん

最大の課題は、確実に個別相談の予約が取れる導線の構築でした。それまでは、LPはWordPress、メールはMyASP、LINEはエルメ、動画はVimeo、数値分析はエクセルを使っており、ツールがバラバラでABテストもままならない状況でした。

そのため、このままでは強い集客導線が作れないと悩んでいました。

また、数字分析に3日間ほどかかっており、非常に負担が大きかったのです。「作りにくい上に改善しにくい」という悩みもあり、とても個別相談が確実に取れる導線づくりのイメージがわかない状況でした。

徳武輝彦さん

ABテストは、2つ以上の案を出し分けて、反応の良い方を選ぶ方法です。

分析に3日かかるということは、改善を試せるのが3日に1回ということです。徳武さんがまず変えたのは、ここでした。

成果につながったマーケティング全体像

流れそのものはシンプルです。Meta広告(Facebook・Instagramの広告)から登録ページ(LP)に来てもらい、メールアドレスを登録した人をLINEへ案内します。アンケートに答えてもらったあと、録画を自動で流すオートウェビナーを見てもらい、個別相談につなぎます。

  1. Meta広告(Facebook・Instagram) 集客の入口
  2. 登録ページ(LP) メールアドレス登録
  3. 登録後、自動でLINEへ
  4. LINEアンケート
  5. オートウェビナー

    見なかった人には再放送(リプレイ)を配信

  6. 個別相談
  7. 本命の商品 個別コンサルティング・コーチング
  8. 本命の商品 コンサルティング・コーチング
徳武輝彦さん

億超えを最初から狙っていたため、どんぶり勘定にならないように、「正確なボトルネックの発見」を行うことが不可欠だと考えました。

ボトルネックとは、流れの途中で人が大きく減っている場所のこと。つまり目的は、それが図のどこにあるのかを、数字で言えるようにすることでした。

活用した機能と、具体的な施策

使っている機能は6つです。スプレッドシート連携、ラベル(タグ)、登録経路とアクセス元のページ、共通URL、自動化のルール(アクション)、Meta広告連携です。

スプレッドシート連携機能 ── 数字を自動で集め、改善を速く回す土台にする

徳武輝彦さん

顧客のメールアドレスやIDなどをスプレッドシートに自動出力し、関数と組み合わせることで、各分岐シナリオの推移率や月ごとの予約率がわかるようになり、高速PDCAの基盤となりました。

ここでいう推移率は、配信の流れ(シナリオ)の各段階で次へ進んだ人の割合です。数字がすぐ出るので、改善のサイクル(PDCA)を速く回せるようになりました。

ラベル機能 ── お客様の行動に目印を付ける

徳武輝彦さん

各シナリオへ到達するたびにラベルを設定し、簡易的な推移率がわかるようにしました。また、動画の視聴時間(冒頭や最後まで)にもラベルを設定し、視聴率を月ごとにわかるようにしています。

登録経路機能とアクセス元のページ ── 成約がどの広告・どのページから来たかを特定する

徳武輝彦さん

個別相談者の情報に、UTAGEの「登録経路機能」と「アクセス元のページ」の情報を紐付けることで、どの広告・どのLPから成約が取れたのかを正確に把握できるようにしました。

登録経路は、どこから登録したかの記録です。

ファネル機能(共通URL) ── 複数のLPを出し分けて比べる

徳武輝彦さん

共通URL機能を活用し、LPを複数設置してテストをしやすくしました。

共通URLは、1つのURLに来た人を、複数のLPへ振り分ける機能です。

アクション機能 ── 行動に合わせて配信を分け、次にしてほしいことだけを見せる

徳武輝彦さん

アクション機能を活用し、シナリオを分岐させ、見込み客に対し「最もやってほしいアクションだけをリクエストする」というシンプルな導線を作ることができました。

また、見込み客の行動に基づき、「1. アンケート回答シナリオ」「2. 初回のウェビナー視聴シナリオ」「3. リプレイ視聴シナリオ」「4. 個別相談予約シナリオ」という4つのシナリオ分岐を構築しています。

Meta広告連携 ── 広告の精度を上げる

徳武輝彦さん

Meta広告にコンバージョンイベントを返すトリガーを「初回の視聴ページ」に設定することで、Meta広告に質の高い見込み客(=登録するだけでなく、視聴までした人)を覚えさせることができるようになりました。

広告の成果(コンバージョン)として、「登録」ではなく「視聴」をMeta広告に伝えているところが効いています。Meta広告は、伝えられた成果に近い人を探して広告を出すようになるので、視聴まで進む人に似た人へ広告が届くようになります。

成功させるためのコツ・工夫

徳武さんの工夫は、4つの数字それぞれに1つずつあります。

徳武輝彦さん

億超えのためには「正確なボトルネックの発見」が不可欠であり、それには「①LP登録率、②視聴率、③予約率、④成約率」の4つの数字がどうしても必要でした。

しかし、従来のようにツールがバラバラ(WordPress、MyASP、Vimeo、Excelなど)の状態では、これらの数字を集計するだけで3日間もかかってしまい、現実的ではありませんでした。

①LP登録率(LPを見た人のうち、登録した人の割合) ── LPを出し分けて比べるうちに、LPの数が増えていくので、管理のルールを先に決めています。広告の画像や動画(クリエイティブ)の名前もそろえています。

徳武輝彦さん

ABテストでLPが増えるため、管理名称を工夫しました。アーカイブするものは冒頭に「off_」、成果が出たものは「個別◯名」などのルールを決め、一目で状況がわかるようにしました。

また、登録経路名もMeta広告のクリエイティブ名と同じ名称にし、Meta広告の管理画面をいちいち見なくてもよい工夫をしました。

②視聴率(ウェビナーをどこまで見てもらえたか) ── 正確に測るために、同じ動画を6つに分けています。「広告用」は広告から来た人向け、「ハウス用」はすでに登録している人向けです。

徳武輝彦さん

視聴率をより正確に把握するため、同じ動画を6つに分けて用意しました。「初回視聴用に見せる動画」「2回目以降に見せる動画」「視聴期限終了後の敗者復活で見せる動画」の3パターンを、それぞれ「広告用」と「ハウス用」の2つに分けて、合計6つの動画で運用しています。

特に「初回視聴用」の動画ページはコントロール(早送りなど)をあえてつけず、純粋にどのくらいまで動画を見てくれるのかを計測できるようにしました。「広告用」と「ハウス用」を分けた意図は、広告で来た見込み客の反応だけを正確に確認し、広告改善やウェビナー改善に役立てたかったからです。

また、視聴開始1秒後、3分後、最後の視聴時間にそれぞれアクション設定を行い、どこまで視聴が進んだかをわかるようにしました。これを「スプレッドシート連携機能」で自動集計し、ウェビナーの改善に役立てています。

③予約率(登録した人のうち、個別相談を予約した人の割合) ── 登録から予約までの流れの「健康診断」ができる形にしています。

徳武輝彦さん

まず、「4つの分岐シナリオ」の各ステップに到達するたびにラベルを付与するように設定しました。次に、「スプレッドシート連携機能」を活用し、各ステップに移行した数を月ごとに集計できるようにしたのです。

これにより、各ステップへの移行率や、獲得したリスト総数に対して最終的に個別相談に至った数を正確に把握し、いわば「ビジネスの健康診断」ができるようにしました。

④成約率(個別相談を受けた人のうち、購入した人の割合) ── ここだけは手で入れています。

徳武輝彦さん

スプレッドシートに吐き出された予約者リストに対し、「成約」「不成約」の欄だけは手動で入力するようにしました。これにより、月ごとの成約数、参加者数、予約者数、成約率、出席率がわかるようにしています。

さらに、成約が取れた広告を集計し、どの広告が成約をもたらしているのかがわかるように表もつくりました。また、予約者の「アクセス元のページ」もスプレッドシートに吐き出すことで、どのLPが成約につながったのかも把握できるようにしています。

全部を自動にしていないところが現実的です。成約か不成約かだけは手入力。そのひと手間があるおかげで、広告とLPの評価が最後までつながります。

具体的な成果

集計にかかる時間が縮んだことで改善をくり返す回数が増え、各段階の数字が順に改善しています。

  • 集計作業時間:3日間 → 5分
  • LP登録率:3〜4% → 最大12〜15%
  • 視聴完了率:5〜10% → 30%
  • 予約率:1% → 最大12%
  • 成約率:10% → 最大60%
  • 売上:年間500万円程度 → 累計1.8億円を突破
  • 受講生数:年間5名程度 → 50名以上(10倍以上)

クライアント側でも、広告費15万円から売上1,830万円、広告費2.9万円から売上330万円という実績が出ています(いずれも広告費の100倍以上の売上。広告費に対する売上の割合を示すROASで1万%超)。

このほか、書籍の商業出版、2冊目の出版決定、商工会議所でのセミナー講師選出、クラウドファンディング100万円の2日達成といった成果も生まれています。

実感できた変化・今後の展望

徳武輝彦さん

UTAGE作業会に行くと、「広告に出てる人ですよね?」とか「書籍買いました」と、お声をかけていただけることが多くなりました。

生活の面では、泊まるホテルのランクが上がり、クラブラウンジ付きのホテルに泊まるようになりました。海外旅行も年1回以上、国内旅行も何度でも行けるようになり、旅先でもPC1台で仕事ができる環境になりました。

飲食店でも「量の多いもの」から「美味しいもの」を選ぶようになり、家賃2倍のところに引っ越すこともできました。

なにより嬉しい変化は、コンサル生にも全員UTAGEを使ってもらい、私と同じようにPDCAを回す癖をつけてもらっていることです。1,000万以上の売上を上げるお客様が珍しくなくなってきており、非常に感謝され、やり甲斐に満ちています。

徳武輝彦さん

今後はチーム化・組織化を進め、セールス人員の増加、カスタマーサポートの質の向上を図り、またAI活用による受講生の制作物の時短も実現することで、10億円企業を目指します。

また、中小企業、零細企業の多くがUTAGEをほぼ知らないので、商工会議所などで地道にUTAGEの素晴らしさを伝え、法人にもその価値をわかってもらえるように尽力していきたいです。

最後に、徳武さんの言葉を紹介します。

徳武輝彦さん

UTAGEは機能を提供しているだけではありません。ファネルという概念をあなたの脳にインストールしてくれる思考方法の転換装置です。ビジネスを数字で考える大事さもUTAGEは教えてくれます。

UTAGEはそのまま使うだけでも億超えできますが、スプレッドシート連携機能によるPDCAを回すことで物凄く早く成果がでます。

私の受講生で、リスト0、ファネル構築経験なし、広告経験無しの方が、UTAGEでウェビナーファネル構築後1ヶ月で、15万円の広告費から1,830万の売上が作れた例もあります。さらに別の方も、同様の状況から、2.9万円の広告費を使った段階で330万円の売上が立ちました。

「UTAGEのスプレッドシート連携でPDCAを回すとROAS1万%行く説」は本当です。

まとめ

徳武さんは、お客様がどの段階で離れているかを正確に見つけることが売上を伸ばす鍵だと考え、数字の分析に力を注ぎました。

登録の経路や動画の視聴時間などの記録をスプレッドシートに集めて登録率から成約率までを出し、複数のLPを出し分けて登録率を比べています。

「ビジネスを数字で考える」という考え方を、そのまま仕組みにした事例です。

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この事例で使っている機能

  • スプレッドシート連携
  • ラベル
  • 登録経路機能とアクセス元のページ
  • ファネル
  • アクション
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