- 売上(半年間)業務が回らなくなりかけていた約1.2億円
- 月商数百万円1,000万円以上に増加
- 運営体制案件は増えるのに人手不足スタッフを減らして効率向上
案件は増えるのに人手が足りず、裏方作業に忙殺されている。「リソース不足の壁」を、裏方業務の自動化で突破した事例です。
起業塾やスクールのプロデュースを手掛ける高見英作さんは、制作・事務・顧客フォローといった「人手がかかる作業」を徹底的に仕組み化しました。その結果、スタッフ数を減らしながら業務負担を軽減し、クライアントの起業塾で半年で売上1.2億円という成果を上げています。
この事例の面白さは、全部を自動にしていないことです。「人がやるべきコア業務」と「自動化すべきルーチン業務」を明確に切り分けている。その線の引き方に注目してください。
内容と数字は、2026年3月発行の『UTAGE活用事例集2026』に掲載した時点のものです。
事業概要と、導入前の課題
高見英作さんは、起業塾やマーケティング、AI関連などの講座・スクールを対象としたプロデュース業を営んでいます。チャレンジ企画、サミット、オートウェビナー、バリューラダー構築などを通じ、クライアントの集客・売上アップを支援しています。
チャレンジ企画は、ライブセミナーやコメント投稿で参加者と一緒に進め、その流れで講座を案内する企画です。オートウェビナーは、録画したセミナーを自動で開催する仕組みです。
最大の課題は、とにかく「手を動かす作業」があまりにも多かったことです。
案件が多い一方でスタッフは少なく、プロモーションを行うにあたっては、何パターンもの広告用LP作成から、セミナーやイベントへのリマインド配信、購入者への案内、さらには退会依頼の処理に至るまで、多くの業務を手動で行っていました。
そのため、プロモーションを実施するたびに膨大な労力を奪われ、疲弊していました。正直なところ、「業務が回らない」という状態になりかけていたのです。
プロデュース業では、手が空かないこと自体が案件数の上限になります。売上を伸ばす方法が「もっと働く」しかなくなっていました。
成果につながったマーケティング全体像
入口はMeta広告(Facebook・Instagramの広告)です。登録ページ(LP)でメールアドレスを入力してもらい、決まった順番でメールを自動で送る「ステップ配信」を経て、2パターンに分岐します。リアル開催のチャレンジ企画と、オートウェビナーです。
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Meta広告(Facebook・Instagram) 集客の入口
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LP(登録ページ) メールアドレスを登録すると、チャレンジ企画かオートウェビナーを案内
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ステップ配信(メール)
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2パターンを用意 A:チャレンジ企画(リアル開催)/B:オートウェビナー
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個別相談
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本命の商品 オンライン講座・スクール
手頃な入口の商品を先に売らず、本命の商品を直接販売する流れ
この「リアル」と「自動」の並列が、この事例の設計思想そのものです。どちらかに寄せていません。
活用した機能と、具体的な施策
使っている機能は7つ。ファネル(集客から購入までのページの流れを作る機能)・会員サイト・イベント/予約・メール/LINE配信・オートウェビナー・動画連動アクション・LINE自動応答です。使っている機能の多さが、そのまま自動化の徹底ぶりを表しています。
ファネル機能 ── ABテスト機能でLPを量産する
LPを1枚作成した後、ABテスト機能を活用してヘッダー画像のみを差し替えるなどして、短時間で大量のLP構築を実現しました。また、毎回作る必要があるページや要素は過去に作成したものを複製できるため、サンクスページやフッターなどの共通部分を使い回すことで、制作効率を劇的に高めています。
ABテスト機能は、一部だけ変えたページを複数用意して、反応を比べるための機能です。
会員サイト機能 ── 入退会処理を完全に自動化する
購入者を自動で会員サイトに登録し、ログイン情報を即時送信する仕組みを構築しました。さらに、退会希望者がご自身で手続きを行うと、自動で「課金停止」と「サイト閲覧権限の解除」が連動して実行されるよう設定。サブスクリプション運用における事務対応が劇的に減り、感動レベルの時間短縮を実現しています。
見落とされがちですが、退会処理は自動化の効果が非常に大きい業務です。件数が読めないうえ、遅れるとクレームになります。
イベント・予約機能 ── カレンダーとZoomを連携して手間をゼロにする
GoogleカレンダーおよびZoomと連携させることで、予約可能枠に申し込みが入ると、即座に「Zoomリンクの発行」と「リマインドメールの送信」が自動化される仕組みを整えました。これにより、当日は「何もしなくても、時間になったらZoomに入ればいいだけ」の状態を作れています。
メール・LINE配信機能 ── リマインドとダウンセルを最適化する
リアルタイムで開催する企画に関しても、細やかな「リマインダ配信」設定を行うことでライブ参加率を向上させています。また、「イベント参加日時の◯日後にメールを送る」といった送信タイミングを指定することで、イベント後の追撃やダウンセル商品のオファーを自動化し、売上の最大化を図っています。
ダウンセルは、本命の講座を申し込まなかった人などに、より手頃な商品を案内することです。
オートウェビナー機能 ── チャレンジ企画を「疑似ライブ化」する
本来は自動化が難しいとされる「チャレンジ企画」において、自動ウェビナーの「チャット機能」を活用。あたかもリアルタイムで開催しているかのようなライブ感を演出することで、自動化に成功しました。
動画連動アクション設定 ── 視聴時間で4段階に分岐させる
80分の自動ウェビナーにおいて、「動画連動アクション設定」を活用し、視聴時間を次の4段階に分けてシナリオを分岐させています。
5分まで(未視聴扱い):視聴を促すシナリオへ
32分まで:続きが見たくなる内容のLINEを配信するシナリオへ
56分まで:「もう少し見たらこんなことが実現できる」と期待を持たせるシナリオへ
64分まで:バックエンドオファーを見たくなるようなコピーのシナリオへ
このように、離脱した時間に応じたステップ配信を自動化し、見込み客の拾い上げを図っています。
シナリオは、メールやLINEを決まった順番で送る配信の流れです。バックエンドオファーは、本命の講座の案内を指します。
離脱した人をまとめて扱わず、どこで離脱したかで送る内容を変えているのがポイントです。5分で離脱した人と56分見た人では、必要な一押しが違います。
LINE自動応答機能 ── キーワードで自動的に振り分ける
自動ウェビナーのセールスパートで、講師から「LINEで『応募』と送ってください」と指示を出します。「LINE自動応答機能」の設定により、実際に「応募」というキーワードを送った人に対して「アクション」を自動実行。個別相談案内用のシナリオへ遷移させます。
一方、送らなかった人には元のシナリオで「予約を促すステップ配信」が流れるよう設定し、見込み度合いに応じたフォローアップを自動化しています。
成功させるためのコツ・工夫
とにかく人力でやる部分が多すぎて業務が回らなくなっていたため、「時間短縮」と「自動化」を最優先に考えました。その結果として、業務効率化だけでなく、自動化されたフローの中にアップセルやダウンセルといった売上を高める仕組みも組み込むことができています。
ただし、自動化したところにも人の気配を残しています。
自動化している部分にも、「こんなコメントをいただいて嬉しかった!」「この話の時は盛り上がりましたね」といった、感情や共鳴を意識したコピーを入れ、「ライブ感」を演出しました。
また、チャレンジ企画のライブセミナーやコメント投稿といった「リアルタイムで行う部分」と、リマインドや終了後のダウンセル、ステップ配信といった「自動化する部分」を明確に分け、ハイブリッドで運用しました。
効率性を上げつつも、コンテンツホルダーの人間味や人間性に触れていただけるプロモーションを構築することが、成功のコツだと考えています。
自動にするかどうかを、「人が出る価値があるかどうか」で決めています。だから自動にしても薄くなりません。
具体的な成果
手動業務を削減し、集客から販売までの流れを高度に自動化した結果、起業塾のクライアントで次の成果が出ています。
- 売上(半年間):約1.2億円
- 月商:数百万円 → 最低でも1,000万円以上に増加
- 運営体制:スタッフ数を減らしても、業務効率と制作スピードが向上
以前はリアルタイムのセミナーを都度開催し、日程調整も手動で行っていたため、多忙でキャンペーンの回数を打てずにいました。しかし、UTAGE導入後はLP量産やリマインダ、後追い配信、ダウンセルまでが自動化され、広告をかけての「チャレンジ企画型セールス」への転換に成功。売上が劇的に向上しました。
売上が伸びた直接の理由は、キャンペーンを打てる回数が増えたことです。自動化は、打席数を増やすために効いています。
実感できた変化・今後の展望
以前よりもスタッフ数は減っているのに、忙しくなるどころか、むしろ業務は楽になっています。
また、ページや要素の複製を活用して作業スピードが格段に上がったため、クライアント様から「リンクを変えてほしい」「もう1LP作って欲しい」といった要望があっても即座に対応でき、「え?もうできたんですか!?仕事早すぎですね!」と驚かれることもしばしばです。
こうした実績が評価され、ファネルマーケティングのプロとして、著名人やインフルエンサー様からもお声がけいただく機会が増えています。
チャレンジ企画やサミットなどの大きなキャンペーンにかかっていた労力と時間が削減できたため、現在はそれ以外の土台づくりを進めています。具体的には、フロント・ミドル価格帯のコンテンツを量産し、バリューラダーファネルを複数構築しています。
低額・定額・高額商品を回遊できるファネルを作ることで、常時濃いリストを集めてサブスクリプションで安定収益を上げつつ、キャンペーン時に大きく売り上げるといった、「安定」と「爆発」の両方の仕掛けを持つことを目指しています。
まとめ
高見さんは、価値を伝えて信頼を築くところは自動にし、最後の個別相談は人が担うという線を引きました。
録画したセミナー(オートウェビナー)では、どこまで見たかに合わせて送る内容を変えています。
解約の手続きや連絡も自動で済むようにし、スタッフが減っても業務はむしろ楽になったと、高見さんは話しています。
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まとめて読む:コーチ・コンサルのUTAGE活用事例15選/オートウェビナーのUTAGE活用事例9選
この事例で使っている機能の解説:セールスファネル/会員サイト/予約の自動化/メール配信/LINE配信/オートウェビナー
UTAGEの機能と料金は「UTAGEとは」「UTAGEの料金」、申し込みの手順は「UTAGEの始め方」で説明しています。

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